
漁師町勝浦の迷路にはまりこむ・出水地区
先日、茂原市本納地区へ看板建築を撮影しに行きましたが、その頃からずっと勝浦に行きたくて仕方ありませんでした。
勝浦と言っても、上総の国の勝浦、千葉県ですね。
勝浦へは、ほんとに年に何回も撮影に行きます。
漁師町で、大きな漁港があり、遠く東北方面まで漁に出る船が停泊しています。
いつもは漁港で撮影をするのですが、今回はもう少し内陸側、出水地区へ行ってきました。
出水地区というのは、外房線勝浦駅前の墨名(とな)から港方面の勝浦地区へは行かず、川津方面に抜ける途中にある地区です。
川津地区へはまだ行ったことがなく、出水地区も、昔偶然足を踏み入れたことがある程度。
今回は、さわり程度の撮影でしたが、それでも路地から路地へと歩きまわり、かなり楽しめました。
墨名から出水へ行く途中にある廃屋。
勝浦に来るたび、気になっている建物ですが、以前はどのような商売をしていたのかわかません。
この日は、週末の大漁祭ための飾りつけが、街中に見られました。
高照寺さんの裏手を抜けると、すぐに目に飛び込んでくる風情ある銭湯の建物。
松の湯さんは、営業しているのかどうかは不明、ただし人は住んでいました。
松の湯さんから細い路地を歩いて行くと、出水区民会館が見えます。
ここまで来ても裏手に神社があるのかどうか分からず、会館沿いにぐるっと回って初めて神明神社の入り口に気がつきました。
しかも門付きの神社。
急な階段を上ること数分で本殿へ・・・・途中に踊り場があるので、かなりの階段でした。
狛犬が見守る勝浦の町。
神明神社も今回の大漁祭の主役の一つ。
勝浦の神社は、どこも高台に鎮座していますね。
神明神社をあとにして、高照寺さんに戻ります。
高照時さんには、樹齢数百年の大銀杏がありますが、お墓の真ん中なので、撮影は憚かられますね。
実は、この辺りで道に迷ってしまい、うろうろ・・・・
気が付くと覚翁寺さんに来ていました。
ちょうど神明神社の下ですね。
ここは、勝浦藩主植村家の菩提寺で、本堂背後の階段をどんどん登っていくと、途中に観音様や金毘羅さん、てっぺんには慰霊塔があります。
また、波の伊八の欄間も残されています。
覚翁寺さんの前には、立派な歯科医院の門柱が残っていますが、家屋はすでになく、更地になっていました。
それにしても、狭い裏路地の多いこと。
何度も行き止まりに入っては引き返しました。
そして裏路地には井戸も多い。
この勝浦には大きな川が流れているわけでもなく、海に崖が迫っていて平地も少ないので、飲み水の確保は大変だったと思います。
出水地区をうろうろしていると、お祭で引く山車を見つけました。
まるで、ほうっ被りしているようですね。
一地区一神社のようなので、出水地区の産土様が神明神社でしょうか??
そういえば、勝浦のホテル三日月近くに大きな赤い鳥居が見えますが、あれは、外房線勝浦駅から山側に見える熊野神社の鳥居だそうです。
さて、散歩は続きます。
若葉園さん、入口が赤く目立つ旅館です。
営業しているようで、奥にチーバくんマークの米袋らしいものが置いてありました。
勝浦で旅館というと、松の家さんが有名ですが、少し歩くだけでこんな風情ある旅館が見つかるものですね。
勝浦のような町には、ホテルより旅館のほうが似合います。
さらに歩くと川津神社の名前入りの提灯を見つけました。
すでに川津地区に入ってしまったかもしれないので、どこかで引き返そうかと、またまたうろうろ・・・・・
川津地区に入ると、このように国旗を飾っている場所を何か所か見つけました。
残念ながら、川津地区の撮影はまた後日にとっておきたいので、次の目的地区、浜勝浦に向かうことにしました。
さわりしか撮影できなかった出水地区。
次回は一日じっくりと時間をかけて撮影したいです。
撮影は一日一地区ですね。
続きの浜勝浦撮影記はまた後日ということで。
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