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サンダーバードが描く世界に未来は見えるのか?今になってわかる現実とのギャップ

今年の7月に、サンダーバード博が開催されます。

そこでも、サンダーバードの世界と現実とが比較展示されることでしょう。

このサンダーバードの設定は2065年、その頃、どのくらいサンダーバードの世界が現実のものになっているのでしょうか?

サンダーバードを見ていて、とても気になるのが、原子力の利用です。

サンダーバードが撮影されていた当時は、原子力はまさに無限の動力源、サンダーバード1号から5号まで、全て原子力がその動力源になっています。

原子力は夢の動力源かというと、実際はノーですね。

少なくとも現在では、原子炉を積んで空を飛ぶことなどあり得ないことです。

でも、仮定の話しとして、もし国際救助隊のような組織を作り、秘密裏に同じような活動をしたいと思った場合、問題になるのはその動力源でしょう。

サンダーバード1号から5号までを、時間の制約なしで稼働させ、しかも救助隊本部の様々な機器などを常に動かす必要があったら??

太陽光発電や風車では無理でしょうし、第一基地となる島一面に太陽光パネルやら風車やらを取りつけていたら、一体その電力は何に使うんだ、ここは国際救助隊本部だろという話しにもなりかねません。

秘密を守るという点においては、原子炉を動力源にするというのがもっとも現実的な発想だったのでしょう。

ただし、小型の原子炉を使用する場合だけですけど。

国際救助隊本部の動力源となっている原子炉は、島の高い場所に据えてあります。

ですから、水をかぶって電源がダメになるという落ちはありません。

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サンダーバードのストーリには、原子力がテーマになっているものがいくつかあります。

例えば、邦題「原子炉の危機」では、実際に原子炉が爆発炎上し、放射能の雲が漂うという、今の日本人にとっては全然笑えないエピソードも含まれます。

原子力抜きで国際救助隊は活躍できるのか??

幼いころは、サンダーバードを見ていてもさほど違和感を感じなかった原子力の利用ですが、今ではずいぶん違和感を感じるようになりました。

例えば、原題では「30 MINUTES AFTER NOON」ですが、邦題だと「スパイに狙われた原爆」となっていて、日本人にとってはちょっとドキっとするタイトルも付けられています。

1965年当時は、すでに原爆の記憶も薄れていたのでしょうか??

話を最初に戻すと、今の時点で様々な事柄を考慮しても、原子力を使わずに国際救助隊のような活動ができるかというと、おそらく??ノーです。

乗り物だけでなく国際救助隊本部の建屋全体の電力を賄えて、しかも持続できるような動力源はありません。

けれど、原子炉にしても、非常に手間のかかる、メンテナンスが常に必要なものであることは、すでに周知の事実で、原子炉を使うことも、実際には現実的ではないような気がします。

もし、今、国際救助隊を組織して、サンダーバード1号からサンダーバード5号まで作ったとしても動力源がない、救助活動途中で給油が必要ですとは言えないでしょうし・・・・

そうなると、小型で、害がなく、しかも半永久的に使用可能な動力源を開発しないといけません。

そんなものがあるか??と考えてみますが、思い当たりませんね、架空の話ならオリハルコン、永久エネルギー源です。

安全に原子力が使用できない現代では、やはり国際救助隊が組織されることはなさそうです。

では2065年に、国際救助隊が組織されるでしょうか??

それは分からないことですが、それより前に、決してエネルギーが枯渇しない夢のような動力源が開発されないとダメですね。

それにしても、大人になってからサンダーバードを見ると、色々考えてしまいます。

サンダーバードは、あまりいろいろと考えず、ただストーリーを楽しんだ方が良いかもしれません。

この土曜日に放送予定の「大ワニの襲撃」の最後の落ちはなかなか微笑ましいものです。

アランのひきつった笑いの後、あのペットをどうしたのか気になります。