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不妊治療 最後の砦にアクシデント??IQ低下と自閉症のリスク

最近は、不妊治療に年齢制限を設けたりと、不妊に悩む人にとっては厳しい現実です。

自分の姉妹も不妊治療を受けていましたが、治療約2年で念願のベビーが誕生、まだ20代後半だったため、治療の効果が現れるのも早かったようです。

当時は排卵促進剤が使われていたようですが、これは女性側に問題があった場合にのみ効果があると思います。

男性に問題がある場合はもう少し深刻で、男性が乏精子症や無力精子症であると、 体外受精でも受精が非常に困難です。

このようなケースでは、不妊治療の最後の砦、卵細胞質内精子注入法ICSIと呼ばれる方法で受精するのですが、このICSIで受精された場合、ベビーに障害が起きる可能性があることがわかってきました。

このICSIでは、顕微鏡下で1個の精子を直接卵細胞に注入し受精させます。

この方法だと、乏精子症や無力精子症であっても受精できるというメリットがありますから、通常の体外受精では受精できなかった男性でもベビーが持てることになります。

信号

不妊治療の最後の砦として、通常の体外受精と同数のケースで実施されているICSIですが、最近、この方法によるデメリットの部分もクローズアップされてきました。

体外受精ICSI受精でのデメリット、低IQと自閉症は手順に問題があるのか、それとも遺伝的問題なのか??

このICSIで受精された場合、生まれたベビーのIQが70以下であったり、自閉症になったりするリスクが高まると、スウェーデンの研究者たちによる論文が発表されました。

その研究によると、卵子に直接精子を注入する体外受精では、生まれた子供のIQが70以下になるリスクが51パーセント増加、重度の自閉症になる確率が4倍になると報告しています。

このような障害が起きる原因が、もともと精子の遺伝的問題なのか、取りだす際に損傷を受けるためなのかはまだはっきりしないそうです。

もし、乏精子症や無力精子症に限って行われるの受精方法なら、精子の遺伝的問題も考えられますし、精子を取りだす際の手術での安全性も疑う必要があるようです。

発表された数字を見るとその高さにちょっと驚きますが、これは生まれた子供10万人に対してわずか0.092パーセントから0.062パーセントの上昇なので、それほど心配することもないかもしれません。

しかし、このようなリスクがあると分かった以上、原因を突き止めて、リスクをできるだけ低く抑える方法を確立して欲しいものです。