日差し

日本の標準時の子午線を東経135度から東経165度へ??人の体内時計は対応できるのか?

節電と経済界のために、日本の標準時間を2時間早めるとい議論があるそうです。

現在、日本の標準時刻は、イギリスのグリニッジ天文台を基準とする世界標準時刻から+9時間になる、東経135度を通る子午線上時間となっています。

子午線とは、赤道に直角に交わるように北極と南極を結ぶ線のことです。

グリニッジ天文台を通る子午線を0度とし、グリニッジ天文台より西側に位置する場合は西経何度、東に位置する場合は東経何度と呼びます。

日本の標準子午線は、東経135度を通る経線になり、この子午線が通る有名な自治体は明石市ですね。

この日本の子午線の時間では、グリニッジ天文台の子午線の時間より9時間進んでいることになります。

この標準時間を2時間進めるというとこは、子午線の位置が東経135度から東経165度へ変更するということなので、じゃあ場所がどこかと言うと、ちょうどカムチャッカ半島の付け根くらいの位置になります。

壁

標準時の子午線を変えるだけじゃん・・・と思いますが、そもそも日本の標準時はどうやって決まられたのか疑問でした。

日本の標準時は、明治19年に出された勅令によって決められました。

なんだそんな昔の勅令なら変えてもいいじゃないかという人もいるでしょう。

でも、100年前の法令でも、200年前の勅令でも、実際に変更しなくても支障のない法律は変えなくても良いと思いますね。

標準時を変更するということは、特別に法令を定める必要があるし、何より国民生活に直結する問題なので、簡単に変更されては困るでしょう。

変更の目的は東京マーケットをイチ早くオープンさせることなんだそうで、それならマーケットを東経165度に移せばよいのではないでしょうか。

フロートアイランドでも作って、そこに東京マーケットを作るとか。

経済のことはとにかく、人には体内時計があって、一日周期でリズムを刻みます。

一般に体内時計と呼ばれるものの中心は、視交叉上核という脳の一部です。

また、身体の様々な臓器にも体内時計があるそうです。

昼間は活動的、夜になると眠くなるのは、この体内時計の働きのおかげで、人の第三の目といわれる松果体から分泌されるメラトニンが睡眠を誘い、松果体が光を感じると、睡眠を誘うメラトニンというホルモンの分泌が止まって、体内時計がリセットされます。

体内時計が狂うと、睡眠障害になり、昼間眠くなります。

自律神経とホルモンバランスが崩れるため、高血圧や糖尿病になりやすくなります。

また、肥満にもなりやすくなります。

何より、子供たちへの影響が心配です。

大人ほどすんなりと体内時計のリズムを変えられるのでしょうか。

幼児期に上手く体内時計のリズムを作っておかないと、睡眠障害になり、言語障害や自閉症、知能の低下を招きます。

また、しっかりと睡眠時間を取らないと、成長ホルモンが分泌されません。

体内時計は太陽の光でリセットされるのですが、標準時が2時間早くなると、冬などは朝起きても数時間暗いということもあり得ます。

そうなると、起きていても身体は睡眠状態、身体を目覚めさせるために、強い光を浴びて体内時計をリセットさせる必要があるなら、節電効果も疑問です。

明治時代、この時間帯に標準時を決めたのは、それが日本の風土に合っているからだと思います。