向日葵

企業経営を危うくするリスクマネージメントと危機管理の甘さ

最近、気になる話題は、美肌化粧品で肌に白斑が出来ることと、JR北海道の列車の不具合です。

福島第一の汚染水流出事件は、あきれて言葉にならないケースなので、話題にはしません。

どのケースでも、リスクマネージメントと危機管理に欠落した部分があったためと思われますが、今、目の前にある危機をこうも甘く見ているのかと、ニュースを見る度あきれます。

美白化粧品のケースでは、販売前のテスターを使って試していた頃に、すでに白斑の症状が出ていたにもかかわらず、その原因を追及しなかったのは、手落ち以外の何ものでもありません。

白斑が出るかもしれない、出たとしたらその原因を追及することがリスクマネージメント、もし顧客にその症状が出てしまった場合、どのように対処するのかを決めるのが危機管理。

どちらもまるで出来ていなかったために、重大な事件に発展してしまいましたね。

たった一つの手落ちでも企業の信頼が失墜することを、経営者は良く理解しておくべきだと思います。

今回の事件で、主力商品が売れなくなることは必至でしょうし、賠償問題にも発展するでしょうから、膨大な出費をどうするのか、今後の事件の行方が気になります。

記者会見を見ても、まるでひとごとのような話しっぷり、一体これからの危機管理をどうするのか、企業の体質が問われる事件でしょう。

それにしても、分かりませんとか知りませんという言葉で片付けようとしている企業の広報担当者、消費者はそんなに甘くはないことが、これからじわじわ分かってくるに違いありません。

あの赤い美白化粧水は、一時期使っていましたが、美白されなかったので止めました。

腕木式信号機

さて、ようやくJR東日本に助けを求めたJR北海道。

以前のニュースで、故障した部品だけでなく、パーツごと取り替えようと提案したら、時間もお金もないと技術部の責任者に突っぱねられたということでした。

お金の問題は重要でしょうけど、そうですか無理ですかで終わってしまうところが、この企業の体質そのもの。

無理でも、他に出来る方法はないのか探るのが危機管理。

特急が運用できなくなって、JR北海道の収益はさらに減収、普段、列車には乗らない沿線住民も、列車が走らなくなると観光客も少なくなって収入が減るはずです。

沿線住民も鉄道が大切なら、普段から乗ってあげなさい・・・・・と言いたいですけどね。

それはともかく、一連のJR北海道の事故の裏に、日本の産業構造があるのではと思ってます。

産業の空洞化が招いた鉄道事故

故障の原因となった部品はドイツ製だったらしく、原因究明のためにドイツへ送付したその部品は行方不明、したがってずっと原因究明されないまま放置されていたわけですね、杜撰ですね。

しかし、何故ドイツ製なのか?それは日本で製造されていないから。

そんな部品を作る工場が無いということでしょうか。

もし、日本製なら、もっと早く原因究明できていて、解決していたかもしれません。

わざわざ日数とお金と手間をかけてドイツに送らないといけないとはね。

鉄道などのインフラに関連するものは、日本国内で製造すべきだと思います。

それに、ドイツと日本では製造に対する意識がかなり違うとも思います。

地震などの災害が多い日本では、これくらいなら大丈夫だろうではなくて、ここまで耐えるものではないといけないという独自の基準があります。

ドイツはどうなんでしょう??これくらいの期間で使用出来れば大丈夫という基準かもしれませんし、少なくとも災害大国ではないので、基準はかなり異なると思います。

阪神淡路大震災で倒れた部分の高速道路はドイツ方式で建築した部分、あの事実が日本とドイツの基準の違いを明確に物語っているでしょう。

ドイツ製品はすごいというのはすでに幻想かも。

ヘンケルの刃物は日本で作られドイツに送られて、ヘンケルマークで再び日本に輸入されているそうです。

調べれば、そういう製品がもっと沢山見つかるかもしれません。

優秀な日本製品の復活こそが、JR北海道の復活のカギになるかも。